「集団療育」では、造形活動などを通して「鉛筆の持ち方」「粘土」「はさみ」「のり」など、日常生活において必要な基本的なことを学びます。集中力や想像(創造)力、手指の巧緻性や感覚(視覚・触覚・嗅覚・味覚)等の向上と集団での活動を通じて、社会性などの成長を促します。その他、個々の発達段階に合わせた内容(個別療育)としています。
 

 
 また、中~軽運動後に落ち着く時間を設けることで、その後の活動を通常よりも集中することが期待できます。

 
《子どもの体力・運動能力の低下》
 外遊びやスポーツの重要性の軽視など国民の意識の問題、都市化・生 活の利便化等の生活環境の変化による身体活動量の減少、睡眠や食生活等の子どもの生活習慣の乱れと いった様々な要因が絡み合い、結果として子どもの体力が低下しています。
 その結果、子どもの体力の低下やケガの増加と動きの不器用さ、生活習慣病と肥満、アレルギーと体温異常など、子どもの体のおかしさを指摘し、子どもの体は「自然に育って」はいかなくなっています。

 また、小学生の骨折の発生率は1970年代から約30年で約2倍に増加しており、顔面の擦り傷や切り傷、また手首の骨折が多くなってきており、その理由としては、転び方を学ぶ機会がなく、遊びや運動活動の経験の少ない子どもたちは、転び方を知らずに大きくなり、危険な状況になっても、うまく対処することができず、ちょっとしたことで転んでしまったり、うまく身をかばえなかったりするために顔面のケガや手首の骨折をしてしまう子どもが多くなっています。